SQL Server 2008 上で DTS パッケージを開いて編集するには

SQL Server 2008 上で DTS デザイナを利用する(DTS パッケージを開いて編集する)には、「SQL Server 2000 DTS デザイナ コンポーネント」をインストールしておく必要があります。このコンポートネントは、SQL Server 2008 用には提供されていませんが、SQL Server 2005 用に提供されていたものを利用することができます。これは、SQL Server 2005 用の Feature Pack として、次の URL で提供されています。
SQL Server 2005 用 Feature Pack - 2007年 2月
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=50b97994-8453-4998-8226-fa42ec403d17&DisplayLang=ja


コンポーネントのインストール後は、以下のファイルのコピー(手動での操作)も必須になります。

  1. SEMSFC.DLL、SQLGUI.DLL、SQLSVC.DLL の 3つのファイルをコピーする(%ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\80\Tools\Binn フォルダから %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\100\Tools\Binn\VSShell\Common7\IDE および %ProgramFiles%\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE フォルダへコピーする)
  1. SEMSFC.RLL、SQLGUI.RLL、SQLSVC.RLL の 3つのファイルをコピーする(%ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\80\Tools\Binn\Resources\1041 フォルダから %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\100\Tools\Binn\VSShell\Common7\IDE\Resources\1041 および %ProgramFiles%\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\Resources\1041 フォルダへコピーする。フォルダが存在しない場合は新規作成する)

以上で、SQL Server 2008(Business Intelligence Development Studio)上で DTS デザイナを利用できるようになり、「DTS 2000 パッケージ実行タスク」として登録した DTS パッケージを編集できるようになります。

なお、DTS デザイナを x64 上で実行するには、追加の手順が必要になるので、これについては別途投稿します。