SQL Server 2008 のオフライン バックアップ

SQL Server のオフライン バックアップは、SQL Server を停止した状態で実行するバックアップです。オフライン バックアップは、開発機から本番機へのデータ移動や、マシン リプレイス時のデータ移動などにも利用できる、大変便利なバックアップです。オフライン バックアップの実行は、非常に簡単で、次のように操作するだけで完了します。

  1. SQL Server関連のサービスを停止する
  2. バックアップしたいデータベースの実体となるファイル(.mdfと.ldf)をコピーする

ファイルのコピーは、エクスプローラからの単純なコピーで大丈夫です。また、Windowsに付属のバックアップ ツール(ntbackup.exe)やサードパーティ製のバックアップ ソフトを利用することもできます。

SQL Server 関連のサービスの停止は、次のように実行できます。

net stop SQLServerAgent /y
net stop MSSQLServer /y

SQL Server が名前付きインスタンスの場合は、次のように実行します。

net stop SQLAgent$インスタンス名 /y
net stop MSSQL$インスタンス名 /y