SQL Azure へスクリプト生成ウィザードでデータ移行（SQL Server 2008 R2）

自習書でも紹介しましたが、SQL Server 2008 R2 は、SQL Azure をオブジェクト エクスプローラーから操作できて、スクリプト生成ウィザードにも対応しているので、既存の SQL Server データベースを簡単に SQL Azure 上へ移行することができます。

スクリプト生成ウィザードを実行するには、オブジェクト エクスプローラーで移行したいデータベースを右クリックして、［タスク］メニューの「スクリプトの生成」をクリックします。

［スクリプト作成オプションの設定］ページでは、「詳細設定」ボタンをクリックします。

これにより、次のように「スクリプト作成の詳細オプション」ダイアログが表示されます。

このダイアログでは、［Script for the database engine type］で「SQL Azure Database」を選択することで、SQL Azure 上で実行可能なスクリプトが生成されるようになり、［トリガーのスクリプトを作成］を「True」へ変更することでトリガーをスクリプト化（CREATE TRIGGER）、［オブジェクト レベル権限のスクリプトを作成］を「True」へ変更することでオブジェクト権限（GRANT／REVOKE／DENY）とデータベース ユーザー（CREATE USER）のスクリプト化、［スクリプトの照合順序］を「True」へ変更することで照合順序（COLLATE 句）をスクリプト化、［スクリプトを作成するデータの種類］を「スキーマとデータ」へ変更することでデータを追加するための INSERT ステートメントを生成することができるようになります。
ウィザードの実行結果

スクリプト生成ウィザードのより具体的な利用方法や、SQL Azure のその他の利用方法については、弊社執筆の SQL Server 2008 R2 自習書シリーズの「SQL Azure 入門」編を参考にしてみてください（下記 URL の右下のリンク）。
http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/r2/prodinfo/default.mspx