SQL Server 2008 データ圧縮(Data Compression)

SQL Server 2008 からは、データ圧縮機能がサポートされました。データ圧縮は、その名のとおり、テーブル内のデータそのものを圧縮できる機能です。圧縮することによって、ディスクへの書き込み/読み取り量(I/O 数)を減らすことにより、パフォーマンスの向上と、ディスク コストの削減を期待できる機能です。
データ圧縮には、行単位での圧縮が行える「行圧縮」(Row Compression)と、ページ単位で圧縮が行える「ページ圧縮」(Page Compression)の 2種類があります。
行圧縮は、次のように「データ圧縮ウィザード」から簡単に設定することができます。

「圧縮の種類の選択」画面では、[圧縮の種類]で「Row」を選択すると、行圧縮を行うことができます。

この画面では、[計算]ボタンをクリックすることで、行圧縮を行った場合の予想される圧縮サイズを確認することもできて便利です。

次の「出力オプションの選択」画面では、「スクリプトの生成」をチェックすることで、行圧縮を行うためのスクリプトを生成することができます。

生成されたスクリプト(ALTER TABLE 〜 REBUILD ステートメント)は、クエリ エディタへ表示されます。

WITH 句の「DATA_COMPRESSION=ROW」が行圧縮を指定している部分です。ステートメントを確認後、ツール バーの「実行」ボタンをクリックすれば、実際の行圧縮が実行されます。


そのほかの SQL Server 2008 の新機能の具体的な利用方法については、弊社執筆の SQL Server 2008 自習書シリーズ(下記 URL)の「SQL Server 2008 の注目の新機能をイチ早く試してみよう! 」編を参考にしてみてください。
http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/self-learning/default.mspx