Deprecated Features オブジェクト

SQL Server 2008 からは、Deprecated Features オブジェクトがサポートされました。これは、システム モニタのパフォーマンス オブジェクトで、SQL Server の将来のバージョン(SQL Server 2008 の次のバージョン)以降でなくなる予定の機能が利用された回数をカウントしてくれる機能です。


ここでは、将来のバージョンでなくなる予定となっている「DBCC SHOWCONTIG」と「DBCC DBREINDEX」、「DBCC INDEXDEFRAG」コマンドに対して、これらが使用された回数をカウントしてみます。
まずは、[管理ツール]メニューから[パフォーマンス]をクリックして、システム モニタを起動します。

「+」ボタンをクリックして、[カウンタの追加]ダイアログ ボックスを表示し、[パフォーマンス オブジェクト]で、「SQL Server:Deprecated Features」を選択します。「Usage」カウンタの[一覧からインスタンスを選ぶ]では、将来のバージョンでなくなる機能がリストアップされるので、「DBCC SHOWCONIG」と「DBCC DBREINDEX」、「DBCC INDEXDEFRAG」を選択して[追加]ボタンをクリックします。

続いて、次のように DBCC コマンドを実行します。

USE AdventureWorks
go
DBCC SHOWCONTIG ( 'Production.Product' )
DBCC DBREINDEX ( 'Production.Product' )
DBCC INDEXDEFRAG ( 'AdventureWorks', 'Production.Product')

DBCC コマンドを実行後、システム モニタを確認すると、それぞれのインスタンスの数値が、上記のクエリを実行した回数分上がっていることが確認できます。


なお、そのほかの SQL Server 2008 の新機能の具体的な利用方法については、弊社執筆の SQL Server 2008 自習書シリーズ(下記 URL)の「SQL Server 2008 の注目の新機能をイチ早く試してみよう! 」編を参考にしてみてください。
http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/self-learning/default.mspx