SQL Server 2014 CTP1 自習書の補足2(CTP2 からの変更点)

補足1(Hekaton 関連)は以下へ記載
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20131127/1385544438

補足2 では、Windows Azure 関連の CTP2 からの変更点です。

■ バックアップ暗号化
CTP2 からは、バックアップ暗号化がサポートされるようになりました。次のようにサーバー証明書を利用して、バックアップを実行することで、バックアップ ファイルを暗号化することができます。

これで、Windows Azure 上など、クラウド上にバックアップ ファイルを置く場合にも安心です。


SQL Server Backup to Windows Azure Tool
これは、単体ツールとして提供されているもので、以下の URL からダウンロードすることができます。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40740

このツールは、クラウド バックアップのためのウィザードです。

このウィザードは、SQL Server 2005 や 2008 で取得したバックアップなど、下位バージョンの SQL Server で取得したバックアップ ファイルをクラウドWindows Azure 上)へ配置するのに便利です。


クラウド DR
CTP2 からは、AlwaysOn 可用性グループのセカンダリを、Windows Azure 上の仮想マシンVM)へ作成することが簡単にできるウィザードが提供されました。次の画面のように、可用性グループの Add Replica(レプリカの追加)ウィザードで、Windows Azure 上に仮想マシンを作成したり、既存の仮想マシンを選択することができます。


■ DB ファイル(mdf、ldf)を Windows Azure ストレージ上に配置
CTP2 からは、SQL Server のデータベース ファイルを Windows Azure 上に配置できるようになりました。詳細は、以下へまとめています。
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20131129/1385717320


■ その他の Windows Azure 関連の変更点
CTP2 からは、次の機能も提供されています。

Windows Azure へのマネージド バックアップ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dn449497(v=sql.120).aspx