BI(データ分析)関連のツールの比較

SQL Server 2000 と SQL Server 2008 で BI(Business Intelligence、データ分析)関連のツールを比較すると、次のようになります。

DTS パッケージを作成するための「DTS デザイナ」と Reporting Services のレポートを作成するための「Visual Studio 2003 .NET のレポート プロジェクト」、Analysis Services のキューブを作成するための「分析マネージャ」は、「Business Intelligence Development Studio」に統合されました(BI 開発が 1つのツールに統合されました)。


次の画面は、Business Intelligence Development Studio を利用して Integration Services(DTS のバージョン アップ版)のパッケージを作成/編集しているときの様子です。

次の画面は、Reporting Services のレポートを作成/編集しているときの様子です。

このように SQL Server 2008(SQL Server 2005 以降)では、BI 開発のツールが Business Intelligence Development Studio に統合されています。


また、SQL Server 2000 での Analysis Services キューブの管理にも利用していた「分析マネージャ」と Reporting Services のレポート管理に利用していた「レポート マネージャ」は、SQL Server 2008 からは「Management Studio」で管理を行えるようになりました。
その他、SQL Server 2005/2008 で提供される「Reporting Services 構成マネージャ」では Reporting Services のサービス構成(URL やデータベース、暗号化キーなど)を管理でき、「Analysis Services Deployment Wizard(配置ウィザード)」では Analysis Services キューブを別マシンへ配置する際のスクリプトを生成したりすることができます。「Data Profile Viwer」ではデータの分布状況をグラフィカルに表示することが可能です。次の画面は、Data Profile Viwer を利用して、商品テーブルのデータ分布状況を表示しているところです。

以上のように、SQL Server のツールは、SQL Server 2005 以降から大きく変更され、より使いやすくパワーアップしています。