SQL Server 2008 へ移行/アップグレードするメリット その2
SQL Server 2008 には、非常に多くの新機能が搭載されているので、これも旧バージョンから SQL Server 2008 へ移行/アップグレードするメリットの 1つです。SQL Server 2008 の主な新機能は次のとおりです。
- インテリセンスによる入力補完機能
- 新しい日付データ型(date / time / datetime2 / datetimeoffset)
- MERGE ステートメント(データが既に存在する場合は UPDATE を実行し、存在しない場合は INSERT を実行できる機能)
- オブジェクトの依存関係を簡単に表示できる機能(ビューやストアド プロシージャのもととなっているテーブルを一覧表示することが可能に)
- バックアップ圧縮(バックアップ データを圧縮することで、バックアップとリストアのスピード UP を実現できる機能)
- データ圧縮(データを圧縮することで、ディスク Write / Read を減らしてスピード UP を実現できる機能。またディスク コストの削減にも役立つ機能)
- SQL Server Audit(SQL Server に対するすべての操作履歴を記録可能に。コンプライアンスの実現や J-SOX 法、内部統制対策として非常に重要となる、SQL Server に対するすべての操作のログを残せる機能。GUI ベースでグラフィカルに設定が可能)
- 透過的なデータ暗号化(アプリケーションを修正することなく、データの暗号化を行える機能)
- リソース ガバナ(CPU 利用率やメモリ使用量を調整できる機能。CPU を占有してしまうアプリケーションの占有率を下げるなどの利用が可能に)
- パフォーマンス データ コレクション と データ コレクション(パフォーマンス状況をグラフィカルに監視することができ、パフォーマンス チューニング時に大変役立つ機能)
- ポリシー ベースの管理(Active Directory のグループ ポリシー機能と同じように、管理者が設定したポリシーを強制適用できる機能。セキュリティ設定の強制や、パフォーマンス関連の設定値を確認する際などに役立つ機能)
- データ プロファイル タスク(データの分布状況をグラフィカルに表示することができ、インデックス チューニング時などに大変役立つ機能)
- Spatial データ型(GIS:地理情報システムにおける地図データを格納できるデータ型で、Bing Map と連携することも可能に)
- パーティション ウィザード(パーティションの設定をウィザード形式で容易に設定)
- FileStream データ型(Word や Excel などの Office ドキュメントや、任意の OS ファイルをデータベース内へ格納することが可能に)
- Reporting Services の大幅な強化(グラフや表作成がより簡単に、グラフの種類や変更できるスタイルが増え、見栄えの良いグラフを簡単に作成可能に)
弊社では Reporting Services の新機能を利用したいために SQL Server 2008 へ移行したお客様もいらっしゃるぐらいパワフルに進化しています。
SQL Server 2008 へ移行/アップグレードするメリット その1 はこちらから
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20091226/1261926825