行圧縮(Row Compression)の内部動作: データ圧縮機能

SQL Server 2008 からの新機能である「行圧縮」は、SQL Server 2005 の SP2(Service Pack 2)以降で提供された vardecimal データ型と同じような動作(利用していない領域を削る動作)をすることで、圧縮を行う機能です。具体的には、固定長データ型の利用していない領域を削る(可変長データ型のように扱う)ことで、サイズを小さくしています。たとえば、int データ型は、4バイトの固定長データ型ですが、0〜255 の数値を格納する場合には、1バイトの使用領域で済むので、残りの 3バイトを圧縮することができます。