PowerPivot for SharePoint 2010 のインストール手順 その1

■ PowerPivot for SharePoint 2010 のセットアップ手順
PowerPivot for SharePoint 2010 は、CTP3 のときはスタンドアロン構成の SharePoint Server 2010 にインストールすることができたのですが、RTM 版からはインストールできなくなってしまったので、サーバー ファーム構成でインストールする必要があります(Active Directory ドメイン環境が必須になります)。
ですので、デモ環境などで PowerPivot for SharePoint 2010 環境を作りたい場合は、ドメイン コントローラを作成するのが必須になります(実運用では推奨ではありませんが)ドメイン コントローラ上に SharePoint Server 2010 や SQL Server 2008 R2 をインストールすることもできますので、デモ環境としては 1台で試すことができます。
以下は、その手順になります(画面は Windows Server 2008 R2 x64 で取得してます)。

まず、デモマシンをドメイン コントローラへ設定するために、「サーバー マネージャー」の「役割の追加」から「Active Directory ドメイン サービス」を追加します。

追加後、dcpromo(Active Directory ドメイン サービス インストール ウィザード)を実行して、ドメイン コントローラおよび DNS サーバーとして設定します。


設定完了後、SharePoint Server 2010 のセットアップ DVD から「ソフトウェア必須コンポーネントのインストール」を実行します。



このインストールは、4〜5分で完了します(このフェーズでは、インターネットから必須ソフトウェアをダウンロードして、インストールを行っているので、インターネットへ接続している必要があります)。


インストール完了後、OS をリブートし、再び SharePoint Server 2010 のセットアップ DVD を実行します。
今度は、「SharePoint Server のインストール」を選択します。



ドメイン コントローラ上にインストールする場合は、自動的にサーバー ファーム構成としてインストールされます。インストールは、6〜7分くらいで完了します。


最後の「SharePoint 製品構成ウィザードを今すぐ実行する」はチェックしないようにします。

構成ウィザードによって作成した既存のファーム上に PowerPivot for SharePoint 2010 をインストールすることもできますが、今回は PowerPivot for SharePoint 2010 のインストール時に新しいファームを作成するので、チェックを外すようにします。

以上で、PowerPivot for SharePoint 2010 をインストールする準備が整いました。実際の PowerPivot for SharePoint 2010 のインストール手順は、その2へ続きます。

PowerPivot for SharePoint 2010 のセットアップ その2
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20100507/1273203044