Core i7-2600K、16GBメモリを 6万円台で自作可能！ オーバークロック 4.6GHz も可能（46倍）

3年前に購入したメインマシン（Xeon 2.66GHz 4コア 2ソケット、32GB メモリ）が調子悪くなってきたので（VMware Workstation 7.1 を利用してるときに頻繁にブルースクリーンで落ちるようになってしまったので）、新しいメインマシンを自作することに。

今は、メモリ 16GB が 8000円くらいで買えて、評判の良い Core i7-2600K 3.4GHz（Sandy Bridge）で組めば、安くてハイ パフォーマンスなマシンが作れそうだったので着手。数日間使用した感じでは、3年前の Xeon 機よりもサクサク快適に動作するので、お勧めです！
4.6GHz までオーバークロックして利用した場合の Windows エクスペリエンス インデックスは、なんと 7.8 です！ メモリも 7.8。

BIOS でオーバークロックを設定（46倍）

OS 上（Windows 7 x64）の表記は 4.5GHz


■ 最小構成なら約 69,000円！
コスト パフォーマンスが良さそうなパーツ（人気が高くて安いパーツ）を「価格コム」や「coneco.net」のレビューなどで調べて、以下の金額（ほぼ最安値）で購入（私が実際に購入したもの）。

分類型番購入金額購入店
CPUIntel Core i7-2600K 3.4GHz LGA115525,347Amazon
メモリ 16GBU-MAX DDR3-1600 8GB（4GBx2）x28,160ARK（アーク）
マザーボードGIGABYTE GA-Z68X-UD3H-B3 Rev 1.014,770Amazon
HDD 2TBWestern Digital WD20EARX5,640Amazon
DVD マルチドライブIODATA DVR-S7260LEBK2,980Amazon
ケースZalman Z9 Plus ミドルタワー7,980Amazon
電源ユニットGIGABYTE PoweRock 500W GE-N500A-C23,660ドスパラ
 合計68,537

メモリと電源ユニット以外は、Amazon で購入。ほとんどのパーツが、Amazon で価格コムでの最安値とほぼ同じ金額（+300円以内くらい）で売っていたので、 Amazon なら送料無料だし、すぐに届くので Amazon で購入。プライム会員なので、朝 9時に注文したものが、夕方の 8時には到着しました。
メモリは ARK（アーク）で購入したのですが、ここはメモリや SSD を買うときによく利用しているお店。送料が 590円かかるんですが、ここもほぼ最安値で購入できるのでお気に入りのお店です。ここは午前中に注文すれば、翌日には届きます（午前中配達指定にしていれば、注文日の翌日午前に届きます）。
電源ユニットは、ドスパラ（DOSPARA）で購入したんですが、私が初めて PC を自作したとき（16年くらい前）に、いくつかのパーツを買ったことがある愛着のあるお店です。ここもほぼ最安値で購入できます。また、1万円以上購入すれば送料が無料になるので、2TB の HDD（WD20EARX）や後述のビデオカードなどをここで一緒に購入して 1万以上にするとお得です。ここも午前中に注文すれば、翌日には届きます。


■ 在庫あり のものを注文することに注意！
ただし、どこのショップでも「在庫あり（即納）」となっていることが重要です。在庫がない場合は、Amazon とかの場合は 1〜2週間とか書いてあったりすると 1ヶ月以上かかったり、挙げ句の果てに調達できませんでした、なんていうケースもあり得るので、在庫があるお店を探して注文するのがポイントです。


■ 到着品／組み立て
到着したもの

マザーボード、Core i7、2TB HDD、16GB RAM

マザーボードの背面。USB 3.0 も有り。

オンボード ビデオは HDMI と DVI-D 有りで 1920x1200 も表示可能！

メモリを 16GB 取り付け。これがたったの 8000円だなんて！

ケース（Z9 Plus）は青く光ってカッコいい！ 標準でファンが 4つも付いていて、ケースも軽い！

このケースは、HDD が 5台分、ネジ止めなしで簡単に抜き差しできることに感動！

値段も安くて、コスト パフォーマンス最強です!!
しかも今は自分が買った時よりも 3000円も安くなって ^^; 4980円！


■ オーバークロック 4.6GHz（46倍）。CPU クーラーも。
オーバークロック（OC）するには、マザーボードが重要ということで、ASUS にするか、GIGABYTE にするか悩んだんですが、個人的には GIGABYTE のほうが好きなので、GA-Z68X-UD3H-B3 をチョイス。価格コムのレビューでも OC しても全然問題ないとのこと。
ただ、OC するには、標準付属の CPU クーラーだと厳しそうなところがあり... たとえば、OC なし（3.4Ghz〜ターボブースト 3.8GHz）で Windows エクスペリエンス インデックスを実行したときの、直後の CPU 温度を HWmonitor で見ると、なんと 98度くらいまで上がっていました。

ちなみに、アイドル時は 42〜45度くらい。

OC なしのときの Windows エクスペリエンス インデックスは 7.5。

CPU クーラーは、ケースと同じメーカー ZALMAN の「CNPS9900 MAX」を購入（とってもよく冷えるとネットで大評判でした）。Amazon で 7,980円（ほぼ最安値でした）。標準付属の CPU クーラー（左）との大きさの違い (^ー^)

CNPS9900 MAX を取り付けた様子。

CPU クーラーを取り付けた後は、オーバークロック 4.6GHz を設定（BIOS で 46倍に設定するだけ）

OC 有りだと、7.8 に！

このときの温度は（高負荷時でも）、なんと 60度以下!!! すごい！

アイドル時は 34〜39度くらい。

いやー買って大正解でした!!

このクーラーやファンの音は、かなり静かで、うちの扇風機（弱）よりも静かです (^ー^)

ちなみに、OC がきちんと動作しているかは、CPU-Z ツールで確認できます。アイドル時は 16倍（1.6GHz）で動作。

高負荷時は 46倍（4.6GHz）で動作！


■ オンボード ビデオ vs. ビデオカード（HD6670）
サーバー用途として使う分には、オンボードのビデオ機能（マザーボードに標準付属の機能だけ）で十分です（HDMI と DVI-D も有りで 1920x1200 も表示可能なので申し分なし！）。オンボード ビデオでは、Windows エクスペリエンス インデックスは 6.3 です。

ビデオ系をもう少しサクサク動かしたい場合は追加のビデオカードがお勧めで、私が追加したのは、コスト パフォーマンスの良い AMD Radeon SAPPHIRE HD6670。
ドスパラだと 8,600円くらいで購入できます。1GB のメモリを搭載したものとしては安いです！ これに変更すると、7.1 まで上がります。


■ ブルーレイにする場合は +9000円
DVD ドライブをブルーレイ ドライブへ変更する場合は、バッファロー BR3D-PI12FBS-BK などがお勧めです。これは Amazon で 12,744円で購入できます。


■ 起動ドライブに SSD も
上記の Windows エクスペリエンス インデックスは、起動ドライブを Intel X25-M にした場合（7.8）なのですが、最近は、Crucial m4 CT128M4SSD2 にすると 7.9（最高値）になって、Intel 製（510 や 320 シリーズ）よりも性能が良くて、しかも安くて、コスト パフォーマンスが良いのでお勧めです。SSD は、ARK（アーク）やパソコン工房、ドスパラとかのほうが安く購入できることが多いです。
Amazon でもクレバリー販売のもの（以下）は、ほぼ最安値！ 128GB が 16,270円！


■ まとめ
というわけで、Core i7-2600K 3.4GHz（OC で 4.6GHz 利用）、16GBメモリのマシンを 69,000円＋CPUクーラー 8,000円の合計 77,000円で購入可能。OC しないなら CPU クーラーは不要で 6万円台！ さらに CPU をワンランク下げて Core i5-2500K 3.3GHz にすれば、-8000 にできるので、61,000円くらいで購入可能に。
ビデオカードを追加する場合は、HD6670 なら +8580円。
ブルーレイを追加する場合は +9000円。
いずれにしても、出来合いのパソコンを買うよりも、数万円安くて、高スペックにできて、自作の楽しみも味わえるので、この値段でこれだけのパーツが買えるようになったことに大感謝 m(_ _)m




電源ユニットは、少しだけ割高になりますが、以下の玄人志向の「KRPW-SS600W/85+」もお勧めです（別のマシンで利用してます）。