SQL Server 2008 で「パッケージ移行ウィザード」(DTS の移行)を利用するには

SQL Server 2000 で作成した DTS(データ変換サービス)パッケージを SQL Server 2008 上で実行する方法の 1つに「パッケージ移行ウィザード」を利用したパッケージの移行(Integration Services パッケージへの変換)があります。
これを利用するには、まず「SQL Server 2008 用 Feature Pack」から「SQL Server 2005 の旧バージョンとの互換性コンポーネント」をインストールして、「DTS 2000 ランタイム」をインストールしておく必要があります。最新版の SQL Server 2008 用 Feature Pack - 2009年 4月版は、次の URL からダウンロードすることができます。

SQL Server 2008 用 Feature Pack - 2009年 4月版
http://www.microsoft.com/Downloads/details.aspx?familyid=B33D2C78-1059-4CE2-B80D-2343C099BCB4&displaylang=ja


「パッケージ移行ウィザード」を利用する手順は、次のとおりです。

  1. Management Studio の[管理]フォルダを展開して、[レガシ]の[データ変換サービス]を右クリックし、[移行ウィザード]をクリックして、パッケージ移行ウィザードを起動する。または、Business Intelligence Development Studio(Integration Services プロジェクト)のソリューション エクスプローラで[SSIS パッケージ]フォルダを右クリックして、「DTS 2000 パッケージを移行」をクリックする
  2. 移行ウィザードで、パッケージの移行元/ファイルなどを選択する

以上で、DTS パッケージを Integration Services パッケージ(.dtsx)へ変換することが可能です。このパッケージ(.dtsx)は、Integration Services プロジェクトへ追加できるので、そこから編集が可能です。


なお、移行ウィザードを利用しても、移行できないタスク(動的プロパティ タスクなど)があるので、これらはアップグレード アドバイザで事前にチェックしておくことをお勧めします。
アップグレード アドバイザの利用方法はこちらから
http://d.hatena.ne.jp/matu_tak/20091118/1258469493